投稿者「staff」のアーカイブ
メッシュベルトにチェーンを取りつけるにはいろいろな方法があります。
メッシュベルトをチェーンで駆動させますと、摩擦駆動にはない色々なメリットが生じます。
- 蛇行しない。
- 正確で滑らかな運行。
- 他の機械との同調運行。
- 傾斜又は垂直運搬。(ストッパーの取付け。)
- 引張り強度の増加。
- ベルトの耳部の損傷が少ない。
- 直線バランス型の力骨間に、更にやや細い直線を挿入したもの。
- 開き目が非常に小さい。その割にはネットの自重は軽い。(引張り強度は殆んど増加しない。)
標準仕様も、直線バランス型と同じです。
- 直線バランス型のラセンを2重に織り込んだ構造。
- ラセンの角度が大で、大きな網目。
- より大きな開き目の場合、力骨にクリンプ線を使用。
- バランス型の力骨を直線にしたタイプ。
- ラセンのピッチを線径と同じ程度迄小さく出来る。
- 滑らかな搬送面。
ピッチの割に太い線を使用する事が出来ます。
バランス型の利点も持っています。
抗張力が大きく伸びが小さい為、熱処理用によく使われます。
- 引っ張り強度が非常に大きい。
- ベルトの伸びや巾の縮みが少ない。
- 熱容量は低い。
食品、小さな品、或いは不安定な形状のものを運ぶのに最適です。
熱処理用としても使用されます。
- 極小の網目。
- 平滑な搬送面。
- 引っ張り強度は最大。
- 搬送面への加圧に対する耐力が大きい。
このタイプもコンベヤーの代表的な型式で、非常に良く使用されています。
- 安定した構造。
- 左右のバランスが良く蛇行しにくい。
- 引っ張り強度が大。(SK-1型の約5割増し。)
ネットコンベヤーとしては一番ポピュラーで使い易く、最も広範囲に使用されています。
- 構造が単純。
- 空間率が大きい。
- 比較的安価。
- 引っ張り強度は低い。軽量物の運搬に適している。
蛇行防止の為300m/m位のピッチで網目の流れを左右交互に切替えるか、チェーン駆動にする。